明けない夜は無い?身体に優しい夜勤の過ごし方

 地方の病院で病棟勤務しているJASCONです。

今年入職された新人看護師の方々は研修研修の1ヵ月を乗り越え、各部署で約3か月間プリセプターの先輩看護師の後を嫌がられながらも金魚の〇〇みたいについて回りながら日々お過ごしでしょう。

早くて今年の秋頃から夜勤が始まる方もいるのではないでしょうか。

すでに休日出勤に足を踏み入れている方は平日休みができ「平日働いている奴ザマァwW」とか高給取りになった気分に陥っていることでしょう。はっきり言ってそれは「幻想」です。そう「まぼろしぃ~!!!」

休日が明けたらまた恐怖でしかないお局師長とイヤミーな先輩が待っています。萎縮するのもムリはない。

と、新人さんをからかうのも冗談もここら辺でよしこちゃんにしといて本題に移ります(※優しい看護師さんもたくさんいますから!)

〇身体に優しい夜勤の過ごし方とはなにか

夜勤=眠らないで一晩仕事をこなす宿直。身体・脳は睡眠をとらないとダメージを受け寿命の減少や思考障害につながるそうです。

皆さんも学生時代などに一度は徹夜で試験勉強をしたり遊んだりしたことがあると思います。若ければそこまで気にもならずダメージが比較的軽く済むので寝ずに遊んで働いて~なんて無茶ができたと思いますが年齢とともに無茶がきかなくなり充分な睡眠をとらないと風邪をひいたりひきやすかったり体調不良になりやすくなるのです。

とにかく睡眠は人間にとってとても大切なことで3大欲求の一つでもあるのですが夜勤ともなると寝てもいられない。身体は疲れる。。。では、どうしましょうというのが今回のテーマです。

 

〇夜勤中の過ごし方

これは働いている環境によってものすごく左右されてしまいますので参考程度に見ておいてください。

  • 大学病院・総合病院→夜勤でも忙しい時は忙しい。充分な休憩はおろか、仮眠をとる時間すらない。
  • 個人病院→急性期・慢性期、配属部署にもよるが大きな病院よりは仮眠をとれる・充分な休憩がとれる確率高め。
  • クリニック→夜勤無しがほとんど。

こんな感じで差があります。ありすぎです。睡眠優先!お金より寝ることをとる人は夜勤無しの場所で働いた方が良いと思います。

今回は夜勤ありを前提に話を進めます。

まず寝ることができないためその他の部分で身体をカバー・補っていくしかないのですが重要なことがふたつあります。

 

〇身体が疲れにくいポイント2点

  • 夜勤中、間食しすぎない
  • 眼を休める

です。次で詳しく解説していきます。

 

〇夜勤中の間食事情

仕事となると疲れます。脳が糖分を欲しがります。すると夜勤のパートナーがけっこうな割合で差入れをくれたり職場の休憩室に茶菓子があったりするんですよ。

疲れるとついつい手にとってしまったりするのですがちょっと待ってください。

夜勤中に食べるとどうなるか。身体が疲れやすくなります。

理屈としては睡眠不足で身体が疲れている。各臓器も疲れており充分な働きができないところに胃に物を入れる→機能不十分により充分に物を消化しきれない。消化しようと消化器官が頑張って働きますが普段と比べるとその力は弱くより身体は消耗するといった具合です。

私自身も初めの頃は夜勤中にいろんなものをもっていって食べたりしていました。少しでも身体に優しいものをとヨーグルトだったり簡易的な味噌汁だったり。

だけどかえって疲れやすいなと感じることが多かった。特に帰ってからの疲れが尋常じゃない。食べることでうまく消化しきれてないし脳に糖分ばっかり送ることで眠くて眠くて仕事の効率も悪い。悪いことだらけでした。

ですが間食を控えてから摂ったとしても飲み物だけにしたりした結果、夜勤中、後の身体は軽く適度な空腹もあり頭も冴えているので仕事もはかどるようになりました。

 

〇眼を休める

今のご時世ほとんどの職場が電子カルテを使用しているのではないでしょうか。さらに医療施設、特に病院ともなると看護室内の明かりが相当明るいはず。具体的数値を忘れてしまいましたが病院を建てる上でも照度の基準が設けられていたと思います。何ルクス以上とか。

皆さんもご自宅で寝る前に暗い部屋でスマホを見たりすることがあるかと思うのですが暗いところでブルーライトを直視するってけっこう疲れません?アレ目に良くないみたいなんです。おまけに睡眠にも影響するって。目から細かな明るすぎる光を取り込むことで睡眠に重要なセロトニンと呼ばれるホルモン物質が減少してしまい寝つきが悪かったり浅い眠りになってしまうそうです。

ということは夜勤中は寝ないで半日以上明るい煌々とした部屋で電子カルテとにらめっこして目からブルーライトを浴びる。当然目は疲労します。

なのでできることなら作業環境の照明照度をできる範囲で下げるとか1時間に一回は目を閉じて休ませたり目を動かして目の運動を取り入れたりすることをおすすめします。

 

〇その他

もちろん仮眠がとれる環境であれば必ずとは言いませんができる限り仮眠してください。自分が思っている以上に身体へのダメージ、疲労の蓄積が違います。

 

〇まとめ

長くなりましたが睡眠は人間にとって重要です。夜勤を乗り切るために栄養を摂ることも重要ですが摂りすぎも身体に悪影響です。普段寝ている時間は極力無理はせず不必要なものはなるべく摂らない・仮眠できるならなるべくとる・目を少しでも休める。少しの対策・意識で疲れにくい身体・免疫力のある身体を保つことで長く働き続けられます。

特に日に日に異常気象が多発しており身体も異常気象に適応しきれず参っています。今年の夏もどうかご自愛頂き健康な日々をお過ごしください。

 

 

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